輝石アママイコでイーブイ対策?楽しいレイド対策ポケモン育成
前記事から相変わらずポケモン剣盾のマックスレイドバトルやっているあめしぃです。
さて、みなさんはピックアップレイドの対策ポケモンを育成したことはあるでしょうか?
ストリンダー対策にドリュウズを育成したり、ミュウツー対策に壁オーロンゲを育成した人も多いのではないでしょうか。
私もピックアップレイド対策のポケモン育成はよくやるのですが、定番のポケモンも良いけれど、やはり好きなポケモンや意外なポケモンで楽しくマックスレイドバトルがしたい。
ということで、今回は過去のピックアップも含め、私が育成したピックアップ対策ポケモンを4体紹介しようと思います。
マックスレイドバトルを楽しむヒントになってくれれば幸いです。
目次
①対ウォーグル 超火力を封じろ!ランプラー
2020年3月19日~26日に開催されていた「別バージョンのポケモンが出現しやすい」ピックアップレイド。その中でも特に猛威をふるったのがシールド限定で出現していたウォーグルでしょう。
特性「まけんき」によって、バリアを破壊する度にA(こうげき)のランクが2段階上がるうえ、おいかぜやビルドアップでさらに能力を強化してくる強敵です。
Lv100のムゲンダイナがあっさり沈められるシーンも何度か目にしました。
その対策として私が育成したのがランプラーです。
もらいび/ずぶとい/しんかのきせき
H:252 B:252 C:6
<解説>
まず最も重要となるのが「まけんきやビルドアップによる超火力をどう防ぐか」です。
相手のAランク補正が上がり過ぎてしまうと、たとえLv100のポケモンであっても致命傷になりかねません。
ここで使うのがクリアスモッグ。攻撃すると同時に相手のランク補正をリセットする効果を持っていますが、この効果はバリアの上からでも発揮されます。ウォーグルの能力ランクがいくら上がろうと、クリアスモッグを一度当てればすべてリセットです。
ウォーグルに限らず積み技を使うレイドボスは結構多く、また地味に必中技でもあるので、クリアスモッグは何かと役に立ってくれます。
また、万が一超火力の攻撃を食らったとしても耐えられるよう、努力値はHB全振りで輝石を持たせます。ランプラーはほのおタイプのため、ウォーグルが使用するいわなだれやダイロックを弱点としていますが、Aランク+2程度のいわなだれはかすり傷程度、なんならAランク+6のダイロックでも耐えます。
次にポイントとなるのが、ウォーグルの行動パターンです。
ピックアップのウォーグルは、1度目のバリアを貼るタイミングで必ずおいかぜを使用する思考となっていました(現在も遭遇可能な通常のウォーグルとは異なる行動パターン)。これを逆手に取り1ターン目にトリックルームを使うことで、以降のターンで安定して先制できるようになります。
このように、ある特定のタイミングで必ず決まった変化技を使うレイドボスは結構な数が存在します(下記「例」参照)。また、レイドボスはバリアを貼る前後で行動パターンが変化することがほとんどです。このように、相手の行動パターンを把握しておくことで楽に立ちまわることができます。
例:★5ヨルノズク⇒1度目のバリアの際に必ずリフレクターを使用
★5ブルンゲル⇒1度目のバリアの際に必ずトリックルームを使用
また、レイドでトリックルームを使うと、NPCのダダリンやコータスが最速でバリアを破壊してくれる頼もしい味方と化すのです。NPCを役立たずと切り捨てずにうまく使ってやるのもレイドにおける戦術の1つだと思います。
(ソーナンスは正直どうにもならないですが。。。)
最後のポイントはメロメロ。これはオマケのようなものですが、ウォーグルは♂固定のポケモンなので、こちらが♀であればメロメロを決められます。
バリアの上からでは弾かれてしまうため、使うタイミングを上手く見計らう必要があるのですが、メロメロ状態はレイドボスの状態異常回復(特性を掻き消すのと同時にやってくるやつ)でも回復されないメリットがあります。
つまり、一度決めれば相手は死ぬまでメロメロ状態のまま。
ウォーグルに限らず、ブリムオンのような性別固定のポケモン、カイリキーのような性別の出現率が偏っているポケモンには特に有効です。
シャンデラではなく輝石ランプラーを採用したのは、輝石を持たせて耐久に特化させることでシャンデラより硬くなるのと、トリルを使う関係でSが低い方が有利になるため…
というのは実は後付けで、実際は「色ヒトモシが偶然生まれたが、色シャンデラはすでにいるのでランプラーのまま使いたかった」というだけの理由です。
レイドポケモンの採用理由なんてそんなもんです。
②対ドラパルト ハッサンのにおうだち?トゲチック
2020年4月28日~5月12日に開催されていた「対戦使用率の高いポケモンが出現しやすくなる」ピックアップレイド。その中でも厄介だったのがドラパルトです。
なんといっても脅威なのがりゅうのまい。舞う。とにかく舞う。
積み技を使う相手ということで、①のウォーグル対策と同様にクリアスモッグを使用するのも有効なのですが(ちなみにドラパルトは特性の1つがクリアボディですが、クリアスモッグの能力リセット効果はクリアボディの相手にも有効)、「ドラパルトが単体攻撃技しか使用しない」点を利用し、違ったアプローチから対策を取ってみました。
てんのめぐみ/ずぶとい/しんかのきせき
H:252 B:252 C:6
<解説>
また進化前ポケモンだよ。
ドラパルトはりゅうのまいで能力をガンガン上げてきますが、単体攻撃しか使用してきません。つまり「このゆびとまれで攻撃対象を1匹に限定させれば、他の味方は安全に攻撃に専念できる」のです。
まず1ターン目に消費アイテムのディフェンダーを使用し耐久を強化、以降のターンはひたすらこのゆびとまれ。これで4~5ターンくらいは回復なしでも耐えてくれます。また、ドラゴンタイプの技を無効化するので、相手がダイドラグーンやドラゴンアローを使った場合は時間稼ぎとなります。
(ちなみにディフェンダーのBアップ効果はたいてい途中で消されますが、それでもダイスチル等を連発されない限りは耐えます)
この戦い方、ドラクエ6の海底宝物庫でキラーマジンガを相手にする時と一緒。
ハッサンにスカラを唱えてにおうだちしてもらうアレです。
欠点としては、攻撃が完全に味方任せとなる点。味方の火力が不足しているとドラパルトを倒す前にトゲチックがやられてしまうので、場合によっては回復アイテムの使用も視野に入れた方が良いです。
ちなみに汎用性を考えリフレクターを覚えさせていますが、ドラパルトが相手の場合は使用しませんでした。ドラパルトは特性がすりぬけの場合があり、リフレクターが無駄行動になる恐れがあるためです。
ちなみにこれ、NPCのアイミのピッピがドラゴンアローを引き寄せて無効化しているのを見て「こいつがクッソ硬ければ普通に使えるのでは?」と思いついた構成です。
無能扱いされがちなNPCですが、案外ここから得られる発想は多いです。
③対ピカチュウ 意外なダークホース ピクシー
2020年5月12日~19日まで開催されていたキョダイマックスピカチュウのピックアップレイド。キョダイバンライによる全体麻痺、かげぶんしんによる回避率アップといった絡め手が厄介でした。
ひらいしんによるキョダイバンライの無効化、クリアスモッグによる回避率のリセット等々、ちゃんと対策さえすれば大した相手ではないのですが、対策をしないまま挑んで苦しめられた人も多いのではないのでしょうか。
(このピックアップレイドで検証して初めて知ったのですが、キョダイバンライの麻痺はみがわりもゴーストダイブも貫通する鬼仕様だったりします…)
私も何匹か対策ポケモンは育てたのですが、その中で誰もやっていない対策をやりたくて育成したのがピクシーです。
ピクシー
てんねん/おくびょう/せんせいのツメ
H:6 C:252 S:252
<解説>
キョダイピカチュウを相手にするうえで特に厄介な行動は、上述の通り「キョダイバンライ」「かげぶんしん」の2つになるかと思います。
まずキョダイバンライ対策。これは非常にシンプルで、最初にしんぴのまもりを使うだけです。これで麻痺は完全シャットアウトできます。
ひらいしんの場合はダメージごと無効化できるのですが、特性を消された場合は効果を発揮しないので、しんぴのまもりを使った方がより確実です。
次にかげぶんしん対策。これも対策としてはシンプル。しんぴのまもりの次のターンにじゅうりょくを使うだけです。
じゅうりょく状態は攻撃が当たりやすくなる(命中率が約1.6倍になるらしい)ため、かげぶんしんを多少積まれたところで大体の攻撃は命中します。これで味方がダイマックス砲を外しまくる心配もなくなります。
ちなみにピクシー自身は特性がてんねんなので相手の回避率を無視可能。
おまけにかわらわりも使えるのでひかりのかべ対策もバッチリ。ピカチュウの厄介な行動をピクシー1匹でほとんど封じることができます。
ちなみに、ピクシーを採用した理由は単に「じゅうりょくを使いたかっただけ」という適当極まりないもの。結果ピカチュウ対策としては効果バツグンの構成になったので許してほしい。
④対イーブイ もはや舐めプ?アママイコ
2020年5月19日~26日まで開催されている(当記事の執筆時点で開催中)キョダイマックスイーブイのピックアップレイド。
別に強くはないのですが、キョダイホーヨーで全体をメロメロにしてきたり、すなかけやこらえるで無駄に時間稼ぎをしたり、攻撃のたびにこちらを煽るかのようなニッコニコの笑顔になったり、とにかくウザい。
タイレーツ(性別不明でメロメロ無効、まけんきであまえるを相殺)などのガチな対策ポケモンも育てたのですが、腹立たしいのでこちらも舐めプをすることにしました。
どんかん/いじっぱり/しんかのきせき
H:6 A:252 B:252
ローキック/リフレクター/てだすけ/マジカルリーフ
<解説>
合計種族値290。
とはいえ単なる舐めプではなく、私なりに考えた上での構成です。
まず特性のどんかんでメロメロを無効化(アマージョに進化すると特性がじょおうのいげんになるので不可)。さらに必中のマジカルリーフを覚えさせ、すなかけをされても最低限のバリア削りは確実にできるようにしました。
ミソとなるのはてだすけ。味方のザシアンやムゲンダイナに使って火力のなさをカバーするための技でもあるのですが、ポイントはイーブイがこらえるを使う点にあります。
基本的に味方をてだすけした場合は「相手のHPはより削れるが、バリアは削れない」、自分で攻撃した場合は「相手のHPはあまり削れないが、バリアは1枚削れる」となります。
これがどういう意味を持ってくるのかというと、「こらえるを発動させないために、相手の残りHPやバリアの枚数をある程度調整できる」のです。
当然読みが外れてしまうこともあるのですが、「ここでこいつに手助けすれば、バリア破壊時のダメージでこらえる貫通して倒せるな…」なんてことを考えながら戦うこと自体が楽しい。
すなあらしかあられ起こせばいいじゃん、なんて言ってはいけない。
ちなみにA種族値はたった40しかないのですが、いじっぱりのA全振りにすることで実数196にはなります。ローキックで弱点を突けば自力でも最低限の削りは可能。
でも何より重要なのは、見た目のかわいさと輝石アママイコという意外性。
「多少効率が悪くても、楽しければOK」
「最適解ではなくても、十分にやれる」
これが楽しいレイドポケモンを考えるためのコツだと私は思っています。